占いや魔術を「非現実的」と切り捨てなくていい理由

「占いなんて非現実的」「魔術なんてあるわけがない」。そう言い切る人は少なくありません。でも私は、占いや魔術を頭ごなしに否定する必要も、根拠もないと考えています。このページでは、その理由と、のめり込まずに付き合うための考え方をお話しします。
自分の経験から言えること
霊感がある、不思議な体験をしたことがある、という人は意外と多いものです。私も年を重ねるごとに、そういうものを感じるようになりました。
昔から、仕事で「嫌な予感がする」「これはもめそうだ」と思ったことは、よく当たりました。私の知り合いの同年代の女性は、そうした感覚がもっと強く、腕や首にお守りの石を身につけています。
こうした感覚を「気のせい」で片づけるのは簡単です。でも、多くの人が同じような体験を語ってきたという事実は、無視できないと私は思います。
占いと霊感はどう関係しているのか
占いが当たる理由には、大きく2つの種類があると考えています。
1. 普通の人より強い感覚を使う占い
ひとつは、普通の人より鋭い感覚、いわゆる霊感を使って占う人がいるということです。生まれつき強い人もいれば、修行によって磨く人もいます。山にこもる行者の修行のように、厳しい自然に身を置き、自然の声に耳を傾けることで、感覚が研ぎ澄まされていく。私自身、山歩きを続けるうちに、そう感じるようになりました。
2. 洞察力と心理を読む技術
もうひとつは、相手をよく観察する洞察力と、心の動きを読む技術です。テレビに出る占い師が相談者の心を言い当てて見せるのも、多くはこの力によるものだと私は考えています。表情、話し方、服装、言葉の選び方。腕のいい占い師は、そこから驚くほど多くのことを読み取ります。
手品も、相手の心理の隙を巧みにつく技術です。占いのこの側面は、手品に近いと言えるかもしれません。それは「インチキ」という意味ではなく、人間を深く理解する技術だということです。
では、魔術はどうなのか
魔術には白魔術と黒魔術があると言われます。三国志の赤壁の戦いで、諸葛亮孔明が祈祷によって東南の風を吹かせたという有名な話があります。これは物語の脚色も大きいのですが、仮に本当だったとしても、天候を読む知識、今でいう気象学や天文学を応用したものだったのではないでしょうか。
私は「白魔術は嘘だ」と言いたいのではありません。普通の人にはない知識や能力を、昔の人は「魔術」と呼んできたのだと思うのです。逆に、霊感の強い人が恨みを込めて呪術を使えば、それは黒魔術となり、何らかの影響を及ぼすこともあり得るのでしょう。
すべての占い師が本物とは限らない
ただし、占いや魔術を行っている人が、みな本物の能力や技術を持っているとは限りません。平均してみれば「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と胡散くさく感じる人がいるのも当然です。
だからこそ、受け取る側の心構えが大切です。
- 良いことを言われたら:実現したら「当たってよかった」と喜べばいい
- 悪いことを言われたら:過敏になりすぎず、少し気をつけておく。何も起きなければ「ラッキー」と思えばいい
- のめり込まない:特定の占い師や団体の言いなりになって、お金や時間を注ぎ込むのは危険です(占いへの依存とカルトの危険性)
占いも魔術も、自分に都合よく、前向きに使えばいい。否定も盲信もせず、人間の知恵のひとつとして付き合うのが、いちばん賢いやり方です。